bd-02

 

お題サイト  純粋金魚  様からタイトルをお借りしました。

いつもとちょっと違う感じをお楽しみください。

2008.01.16


※隠れエヴァ発動中

配布元◆純粋金魚

http://id18.fm-p.jp/31/pureIwish/

 

 

 

 

 

 

手に残ったのは残酷すぎる感覚

 

 

 

天使かと思った。

 

 君の笑顔を見てそう思った。

 天使の名を持つ僕だけど。

僕は君に逢うために生まれてきたのかもしれない。

 僕は、

 僕らは仕組まれた子供だけど、

 心だけは自由でいたいから。

 欲にまみれた大人たちの中にいた僕には、

 欲にまみれた大人たちしか知らなかった僕には、

 君のその、無垢な心が、眩し過ぎたんだ。

 

 

 

 

君を失うぐらいなら、

 僕にとって、生と死は等価値だから。

 君には生きていて欲しいと思う。

さあ、僕を消してくれ。

そうしなければ君らが消えることになる。滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。

そして、君は死すべき存在ではない。

 君には生きていて欲しいと願う。

 死すべき存在は僕なんだ、シンジ君。

 そう思わないかい?

 君も、そう思わないかい?リリス。

 

 

 

 

好意と迷いと戻れない絶望

 運命には逆らえそうに無い。

 もはや、“本能”のレベルにまで刻まれた、欲望。

アダム・・・・われらの母たる存在・・・・アダムより生まれしものはアダムに還らねばならないのか?人を滅ぼしてまで・・・・・・

 それは、“死”をもってして贖うしかないのだろうが?

僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね。

だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。

自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。

 だったら、僕は自由になろう。

 誰にも犯される事の無い、絶対的な自由を。

 

 

 

 

 

惹かれていたに違いない

 少しだけ、君と過ごした。

 僕にとっても、初めてだったんだ。

他人を知らなければ裏切られることも互いに傷つくこともない。でも、さびしさを忘れることもないよ。

人間はさびしさを永久になくすことはできない。人は一人だからね。ただ忘れることができるから、人は生きていけるのさ。

常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。

ガラスのように繊細だね。特に君の心は。

 僕と関わらなければ、君は幸せでいられた?

 今にも壊れそうな、君の心。

コウイに値するよ。

 そう、好意に値する純粋な心。

 僕が持っていないリリンの心。

好きって事さ。

 

 

 

 

 

手についたのはあなたの血

 君を失うくらいなら、

 僕に赦された自由を行使しよう。

人の宿命か…人の希望は悲しみに綴られているね・・・・・・

  僕にとっての絶対的な自由。

自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。

 僕にはそれしか、残されていない。 

 遺言だよ。

 僕を忘れないで欲しい。

 

 

 

 

敵、なのかもしれない

さあ行くよ、おいで、アダムの分身。そしてリリンのしもべ。

 さあヘブンズドアの向こうへ!

 アダムの元へ!

 狂乱の源へ。欲望の元へ!

 

エヴァシリーズ。アダムより生まれし人間にとって忌むべき存在。それを利用してまで生き延びようとするリリン。

僕にはわからないよ。

 でも・・・・・・・

 足掻いてみるのも、悪くない。

 きっと、それが、リリンなのだろう。

待っていたよ、シンジ君。

 

 

 

憎悪メトロポリス

僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ、仕組まれた子供。フィフスチルドレンさ。

 僕たちは仕組まれた子供だから。

 君は知らないだろうけど、“そうなる様に”仕向けられた。

 欲に塗れた大人たちに。

さあ行くよ、おいで、アダムの分身。そしてリリンのしもべ。

  こんな茶番は早く終わらそう。

 笑いがこみ上げてくるような、そんな現実は。

 身勝手な大人の言いなりになんて、

 欲に塗れた大人たちの言いなりになんてなりたくない。

 

 

 

 

一緒にはいられない

 

 

 君には生きていて欲しいから。

 君が描く未来を見たいから。

君たちには未来が必要だ。

 そう思うんだ。

 欲に塗れてしまった僕よりも、

 欲に塗れた大人よりも、

 君たちの方が相応しい。

そして、君は死すべき存在ではない。

  だから、生き続けて欲しい。

 

 

 

 

残ったのは残酷すぎる感覚

 君には覚えていた欲しかったんだ。

 君には忘れないでいて欲しかったんだ。

 だから頼んだ。

 「殺して欲しい。」

 と。

カヲル君が好きだって言ってくれたんだ・・・・僕のこと・・・・初めて・・・・初めて人から好きだっていわれたんだ・・・・・・

僕なんかより、彼のほうがずっといい人だったのに…カヲル君が生き残るべきだったんだ。

 それがどんなに残酷な事なのか、

 その時の僕は気付かなかった。

 

 

 


あいしていたあかいひとみ

歌は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?碇シンジ君。

 

 

僕は君に逢うために生まれてきたのかもしれない。

ありがとう。君に逢えて、嬉しかったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

え~・・・・・これを書くにあたり、24話を見たのですが・・・・・・・

「カヲル君!君の声が別人にしか聞こえないよ!」  ←シンジ君風に言ってみる。

某長髪元爆弾魔の貴公子様とか(ここは純粋にパロってますね、エヴァ)

翠瞳の毒舌の一見好青年とか、623先輩とか、エリート魔法使いとか・・・・・・

プリ*ュアで声を聞いた時は驚きましたが。

(ちなみに、ガン*ムとB*SARAは見ていないので知りません)

 

考えてみると、たった1話しか出ていないんだよね。

映画も同様。

なのに、この存在感は何????

私が腐ってる所為でしょうか?